Section1. ロンドン経由でブルガリア首都ソフィアへ
Section1 ここ何年か、夏に東欧方面を1ヵ国ずつじっくりめぐる旅を続けているが、今年の目的地はブルガリア。首都ソフィアに到着。1週間強の旅程の中で、3都市を見て回る。
ブルガリアはバルカン半島の北東部。中欧、中近東、地中海地域とがつながる要所にある。西は北マケドニア、セルビアと接し、東には黒海が広がる。面積は日本の1/3、人口は710万人。
900年代以降、ブルガリア国土は黒海、エーゲ海、アドリア海に面する地域に拡がり、ブルガリア文化が花開いた時期だったが、14世紀末から500年ほどオスマントルコに支配されたことから、トルコ文化の名残りも見られる。
到着翌日、早速ボヤナ教会(A1~A4)とリラ修道院(B1、B2)へ。
ソフィアに戻り、大聖堂と教会(C1、C2)、大統領官邸前(D1)などが目に留まった。
- A1:世界遺産ボヤナ教会。森の中に整備された公園の一番奥にある。
- A2:1048年創建。13世紀、19世紀にも増築され、3つの聖堂からなる。
- A3:個人客は団体予約組の合間に入れる。おおよそ15分ほど入口前で待機。
- A4:ボヤナ教会の内部。13世紀のフレスコ画。240枚がそのまま保存されている。
- B1:ブルガリア正教の総本山。オスマン朝支配時もキリスト教信仰が黙認された。
- B2:リラ修道院。縞模様のアーチ内は壁、天井一面にフレスコ画が描かれている。
- C1:アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。5000人収容のブルガリア最大の聖堂。
- C2:ニコライ・ロシア教会。1882年にオスマン帝国を破ったロシア帝国が後に建造
- D1:大統領官邸前で毎日10時から1時間ごとに行われる衛兵の交替式